満月通信 201号 ( 皐 月 )
もう一つ上の目標
令和5年7月3日は十六夜の満月です。
気温三十度を超える真夏日が多くなっています。梅雨の最中ですが、暑さも益々盛んですね。梅雨明けの目安は、小暑と大暑の間、7月14日頃と予想されますが、変わりやすい気候が日々続いています。体調を壊しやすい時期ですので、お体には十分にご自愛ください。
昨年から少しづつジョギングを再開しています。ようやく、5月、6月と連続して月間累計100kmを走ることが出来ました。滝のように汗が止らない日もあり、苦しいことも多くありますが、来年のレース完走を目標に練習を続けています。
もう4年前の事ですが、転倒によるケガをし、その後のレースでは35km地点を制限時間内に通過できず、途中リタイアとなりました。その後は、体調不良もあり、走ることを止めていました。
三年間のブランクは、足の筋肉以上に、心拍機能系の衰えが激しいようで、ジョギング時に、息苦しさや心臓のドキドキ感を味わっています。
この体をつかって訓練し、ようやく習得が出来る事があります。楽器で音楽を奏でること、絵を描くこと、書、各種の運動、踊りやダンスもそうですね。
この身体を使った鍛錬は、人間の身でしか出来ないこと、魂の存在に帰っては叶わぬこと。人の道としてとても価値のある事であるようです。
上手、下手、早い、遅い、これらは他者との比較から生まれることで、大人になった現在において自分自身の”行動の原点”に据えるべきでは無いと考えています。
数カ月間にわたり努力した結晶は、ゴールテープを超えた後に、替え難い喜びを生んでくれます。リタイヤしバスに乗せられても、馬鹿にしたり、邪険にしたるする人は誰もいません。スタッフも、同じリタイヤした方々も、みなさん優しく労わって下さいました。
出来ない理由、やらない理由はいくらでもある事でしょうが、勇気を持ち、目的を定めて行ったことは、思いと身体を強くし、自分を信じること、誇りを持つことの基礎になってくれます。
ふと、気にかかること、思いの中に残ることがありましたら、会いに行く、触れてみる、味わってみる、試してみるなど、是非とも直に体験されてはいかがでしょうか。 人生を変えてくれるような「良いご縁(エン)」も、まず始めなければ掴めませんね。
健康の為に走ろうという一次的な思いでは、身体が元気になった途端に意欲が萎え、長続きは難しい事です。富士山マラソンの大会に出場し、完走したいという目標を立てることで、苦しい時もあきらめず続けられています。
お勧めは『もう一つ上の目標』を立ててみませんか。叶えれば素敵になった自分に出会えます。無駄はありません失敗しても良い経験になります。
勇気を持って「レッツ・トライ!」です。
月 真行