満月通信 202号 ( 水 無 月 )

人は死んでも無くならない

令和5年8月2日は十六夜の満月です。

連日の猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。運動不足も気になる所ですが、お外に出ると本当に暑いですね。軽い熱中症に何度かかかりましたが、頭がボーッとする、身体がだるい、お腹の調子が悪いなど症状が出ましたら、経口補水液を飲み身体を十分に休めるなど、ご対処下さい。

お月様の暦では、8月23日が二十四節気の「処暑」となっています。この付近で猛暑がおさまり、9月8日の「白露」の頃には涼しく過ごしやすくなるものと思われます。

この猛暑が続くのも三週間程度の見込みです。工夫を凝らして乗り越えましょう。十分にご自愛ください。

人が正しく生きるための真理を学び始めたおり、最初に気付かされたことは『人は死んでも無くならない、魂は永遠である』という事柄でした。

それでは何処から、どの様な理由で、どの様な世界なのだろうかと、疑問が湧き続けることでしょう。これを端的にご説明下さったのが故「船井幸雄」先生でした。文末にご著書からの引用文を掲載いたしますので、是非ご拝読ください。

人として正しく生きるためにとても大切なことは、古から伝わる人の道に示されておりました。大筋は下記の6点と考えております。

   ① 人は死んでも無くならない、魂の存在に帰ってゆく

   ② 正直に正しく生きる (嘘は我が身に帰る)

   ③ 自分の思ったこと、行ったことが自分に帰ってくる (因果応報)

   ④「正しき人:どちらでもない:悪しき人」が、2:6:2の割合で存在する

   ⑤ 他の人には、優しく、親切に、真心を持って対する (悪人を除く)

   ⑥ 自然、他の命、物などの他の存在に出来るだけ感謝の思いを持つ

正しく暮らすこと、正しく生きようとすることは、心の成長を育み、多くの幸せを味わう事が出来ることと思います。上記のどれか1つずつでも心に留められ、日常生活を送られることを願っております。 

ご拝読下さり、ありがとうございます。

< 船井幸雄先生著『未来への言霊』p.82~p.84より引用 >

『 あの世こそ私達の故郷 』

私達の故郷は、どうやら「あの世」らしい。そして、私たちの本質は、霊魂=意識体である。この地球という学校へ勉強に来て、いま寄宿生活をしている。故郷へ帰りたがってはいけないから、学校へ入る時に、一時的に故郷の記憶は、みな消去させられる。

この学校での生活は制約があって、努力しないと非常に生活しにくいように仕組まれている。だから、だれもが、いやおうなく勉強する。ここでは、肉体という不便な入れ物の中に各自が閉じ込められる。 「あの世」では見たいものは何でも見えた。他の人たちの気持ちも、そのままわかった。どこへでも行きたい所へはすぐに行けた。これでは、楽で便利すぎて、なかなか努力しないから、この世の制約のある肉体という入れ物の中で、霊魂という生命体の本体に勉強させるのである。この学校や寄宿舎では、だれもが努力して食べていかなければならない。他人にも負けたくない。向上もしたいと考えるようにできている。そうしなければ、生活しにくいのである。こうして勉強している間に、やがて入れ物=肉体が老化し、故障し、こわれて、なつかしい故郷「あの世」へ帰れるようになる。

ただ、学校=この世に入る時に、故郷のこと=「あの世」記憶は消去されているし、なるべく、学校でいろいろ学ぶために、この学校(この世)は最高の場所だと教えられる。そのため入れ物=肉体はなるべく大事にし、老化や故障を起こさないようにし、他の仲間と仲良くするのがよいのだなということを、学校に入ってから自然とおぼえるように仕組まれている。

また、学校で効率的に勉強させるために、故郷で親しかった者や、昔、学校で知りあいであった霊魂たちを、なるべく一緒にするようなこともよく行なわれる。学校や寄宿舎での記録は全部残しておかれるし、今度、この学校へ再教育のために入る時に、それを参考にして入学日とか入れ物とか仲間がきまることになるようだ。

さらに、この学校で学習したことは、霊魂の中に貯えられ「あの世」=故郷で整理され霊魂のものとなるし、また再び学校に入学した時に、それが生かされることになると考えれば、だいたいご理解いただけよう。

こう考えると、「あの世」のことや「死は終わりではない」などということは、人間は知らないほうがよいともいえる。

ただ現在では、人間という生命体の本体である魂のレベルが進化し、高くなった人も多くなったので、生と死の原理などが、われわれ人間に、徐々にではあるが明らかにされてきた、と解釈したい。人間は野獣より、神に一歩近付いたようだ。だから、これかには転地自然の理を魂のレベルに合わせて少しは知ってもよいし、もっと知るよう努力すべきだ・・・・・・。

以上です。

次の満月は 8月31日です。

           また、ご覧ください。 よろしくお願いいたします。

  月 真行

満月通信 202号 ( 水 無 月 )” に対して2件のコメントがあります。

  1. 山崎秀雄 より:

    塩谷さん 
    満月通信有り難うございます。
    船橋先生の『 あの世こそ私達の故郷 』は、わかり安くていいですね。 
    有り難うございました。

    1. しおたに🐢 より:

      山崎先生様へ

      ご丁寧に、コメントを ありがとうございます。
      また、喜んで頂けますよう
      修練して参ります。

      今後ともよろしくお願いいたします。

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