満月通信 216号 ( 霜 月 )
基礎体力を大切に!
令和6年12月15日は 十五夜の満月です。
今年も残すところ半月、皆様にとりましてどの様な一年でありましたでしょうか?
個人的には、思いもかけぬ出来事に見舞われ、色々と初めての体験を味わった、思い出深い一年となりました。
急に寒さが進み、暦の帳尻を合わせるかのように冬の季節となりましたが、冷えは万病の基と申します。お身体を冷やさぬようご注意され、風邪や流感などにご注意下さいませ。
先日、高鉄棒にブラ下がったところ、途中から早めに100を数えることで精一杯、懸垂の”ケ”の字も出来ません。身体がピクリとも上りませんでした...
三十代、四十代の頃は、常に練習をしていなくても身体が言うことを聞いてくれましたが、時々、練習しないと出来なくなる五十代を経て、常に練習しないと身体が動かなくなる六十代を実感いたしました。
先月中旬のことですが、睡眠不足などから、身体に無理をさせ過ぎたことが原因で発熱し、大幅に免疫力を低下させてしまいました...
その影響で、数年ぶりに痛風の痛みが発生し、足首がハレ、杖をつきながらヨタヨタと、最近まで歩いておりました。
日々、痛みを感じながら、体力維持の大切さ、免疫力維持の大切さを改めて実感した次第です。
最近、大きな国立の病院を訪れる機会がありました。
一日の平均外来患者数は 1,050名/日、それを医師175名、看護師数 600名、職員数合計 1,200名で対応しているようです。
17以上のセクションがありましたが、それぞれの待合室には溢れるばかりに、沢山の人々が待っています。
抗がん剤治療を受けている最中なのでしょうか、髪の毛が抜けてしまっているようで、それを帽子で隠されている女性の方が数名見られました。皆さま等しく、瘦せられて、両肩の当りが寂しく感じられます。
抗がん剤治療を受けた方のお話を伺うと、とても苦しく、気持ちが悪いことが続き、食事が喉を通らない、食べてしまった物を吐いてしまうことも長く続くそうです。
六週間の治療の間に、約7kgも体重が落ちてしまい、身体中の骨が顕わになるほど痩せてしまったと申されていました。
気力、体力が奪われ、所定の回数を受診出来ず、予定の治療を断念される方もおられるそうです。
病院で同じ治療を受けるとしても、個々人の基礎体力が大きく明暗を左右するようです。
日々健康で無ければ、自分の望むことも、人様に喜んで頂けることも、何も出来ません。
年齢的に肉体的な進歩の遅い年頃になりましたが、微増であっても成長可能な内に、手遅れにならない内に、基礎体力の増進を無理のない範囲で続けたいと思います。
次の満月は 令和7年 1月14日です。
また、お立ち寄り下さい、 よろしくお願いたします。
月 真行