満月通信 220号 ( 弥 生 )

健康維持は 一丁目一番地

令和7年4月13日は 十六夜の満月です。


桜の花は満開を過ぎましたが、白い花びらと緑の若葉が、隣接する用水路を覆うように長く伸び、その美しさを日々愉しませてくれます。

菜の花系の植物が黄色い花を咲かせています。タンポポも足元で咲いています。

気温も10度を下回ることがなくなり、ダウンも、コートも必要なくなりましたね。

温かな春です。お日様の光を浴びに、外に飛び出しませんか。


昨年の11月に体調を崩し、足のケガもあったことで約2カ月間、運動が出来ませんでした。その影響がとても大きく、ジョギングを再開して3カ月が経ちましたが、”ハァハァ、ドキドキ”が止りません。未だ、心拍機能も、筋肉も戻っていないようです。

老化の進行と体力の増進が、追いかけっこをしている状態でしょうか・・・


「体力の衰え」とは、大きな力が出ない、重いものが持てない、筋力が弱くなった。運動を続けられない、荷物を持ち続けられない、などの持続力の低下。この2点です。

大きな筋力を得るには瞬発力を発揮する白筋(速筋)を、持続力を得るには赤筋(遅筋)を鍛える2種類のトレーニングが必要になります。

白筋のエネルギー源は糖分で、酸素を必要としません。 収縮する力が強く、ダッシュやジャンプなどの瞬発力やパワーが必要な運動に向いています。筋トレで太くすることができますが、残念ながら、50代を過ぎると一般的に減少するそうです。

赤筋は、酸素を必要とするミトコンドリアの働きからエネルギーを発生させ、白筋に比較して48倍の出力があるそうで、とても効率的です。

赤筋を鍛えるには、ゆるい負荷で長い時間繰り返し反復運動を続けるトレーニング、散歩やジョギングなどの有酸素運動や、太極拳、気功体操が効果的です。


個人の健康維持は、全てその個人の責任であると考えています。誰のせいでも、医者の責任ではありません。自分の配慮が不足していることが大きな要因でしょう。

不幸にも病気やケガに見舞われた場合は、回復後に原因となった生活習慣や思い方などを改善する必要があります。

老化のせいだからと、体力の衰退を黙認すると、走ることも、歩くこともできない身体になってしまうかもしれません。つまらなく、苦しい思いをするのは、自分自身です。

何をするのも健康でなければ、身体が動いてくれなければ、仕事も家事もできません。美味しく食べることも叶いませんね。

『健康維持は一丁目一番地』、愉しく、豊かに、意義ある暮らしの為にも最低限の条件ではないでしょうか。


健康のために重要な要素が、①食事、②運動、③休養の3点。

何をどれだけ食べるのか、50代を過ぎると白筋が減少し、赤筋の割合が増えるため、肉系のコッテリ料理より、玄米菜食のようなあっさりしたボリュウムの少ない食事を好む要因は、ミトコンドリヤによるエネルギー系へ身体が移行するからのようです。

ぬか漬けなどの発酵食品は、腸の働きを助けてくれます。

そして、休養も大切です。最近は睡眠時間を6時間以上とるようになりましたが、疲労はなかなか抜けないものですね。日常生活から身体を温めること、温泉に入ることも良いですね。

食事、運動、休養の全てが、自分の適性を考え、状況を判断しながら増減等を図る必要がありましょう。自分の事は自分自身でなければ測れません。

自分自身を知る、大きなきっかけになるかも知れません。


別巻にて、医学の父と呼ばれた『ヒポクラテスの格言』を掲載します。

どうぞ、ご参考にされて下さい。今から2,400年位前の紀元前の頃より、人間にとって大切な事は余り変わっていないようです。

次の満月は 令和7年 5月13日。

また、お立ち寄り下さい、 よろしくお願いたします。

  月 真行

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